「厚手のコートを着たら、日中汗をかいてしまった」「風が強くて、この生地では寒かった」と失敗した経験から、コート選びに毎日悩んでいませんか?選び方のコツは、気温だけでなく、天気も目安に決めること。安心しておでかけいただけるように、お天気別に最適なレディースコートをご紹介いたします。ワードローブに揃っていないアイテムを買い足して、本格的な冬の準備を。
澄み切った空気の「晴れの日」


日当たりの良さに寒さを忘れる、軽快なスタイリング
柔らかな陽気を感じられる日には、足取りが軽くなるニットワンピースにロングコートをさっと羽織って。伸縮性のあるジャージー素材のコートなら脱ぎ着しやすく、屋内外での温度調節もスムーズです。大胆な「柄×柄」のモードなスタイルで、颯爽と街を歩いて。


昼夜の寒暖差には、着こなしでひと工夫
丈の長さとゆったりとしたフォルムが魅力の一枚仕立てのガウンコート。昼間は前開きで着流して抜け感を出し(写真1枚目・左)、放射冷却が強まる朝晩はサッシュベルトを締めて冷気をガードして(写真2枚目・右)。この季節の景色に馴染ませる配色テクニックで、シーズンムードを高めて。
お日様が恋しくなる「曇りの日」


気温が横ばいの日こそ、暖か素材で乗り切る
不思議と朝よりも寒くなったように感じる、日差しが無い日中。こんな時には、空気を含んで温めてくれる肉厚のボアブルゾンが活躍します。落ち感のある縦長シルエットのスカートと合わせれば、着ぶくれせずすっきりと着用いただけます。


天気が優れずとも、高揚感をもたらす優艶な輝き
一日の質を高めるために、ラグジュアリー感溢れる上質なウール素材のロングコートを。きめ細やかな糸を使って織りなされた表情が、揺れるたびに艶めきます。パープルを組み合わせた装いで、色から発せられるエネルギッシュなオーラを味方につけて。
体感温度を左右する「風の強い日」


冷たい北風もへっちゃら、冬のかっちりコート
体温を奪ってしまう風の強い日には、厚手のダッフルコートの出番。首の冷えから身体を守ってくれるハイネックニットとも相性が良く、見た目にも暖かな装いに。飽きない・合わせやすい・寒さに負けないという三拍子揃った一着は、押さえておきたいマストアイテムです。


突然の木枯らしにも焦らない、抜群の保温性
防風性に優れたフェイクムートンコートは、寒風吹きすさぶ中でもおしゃれをキープしてくれる優秀アウター。程良い光沢感と上品な色合いで、女性らしさをいっそう引き立てます。存在感のあるコートだから、コーディネートアイテムはあれこれ付け足さずシンプルに。
しとしとと降り続く「雨の日」


コンパクトなシルエットで、雨露に濡れにくく
雨の日は、傘に収まるすっきりとした細身シルエットのコートを纏うのが正解。裾広がりのワンピースもボリュームダウンしてくれて、雨に濡れて身体が冷えてしまうことを防ぎます。どの角度から見ても美しいプレーンなデザインを取り入れて、大人の余裕を醸して。


色の持つ力で、湿り気を吹き飛ばす
雨の日も楽しみに変わる、目が覚めるような鮮やかなカラーの変形Pコートを主役に。インナーやパンツをモノトーンでシックにまとめ、ブルーとメリハリを効かせて。 裾が汚れてしまう心配から解放される、ミドルの丈感も嬉しい。
雪が降りそうな「凍える寒さの日」


暖を取れるショート丈は、フェミニンコーデの救世主
ラニーニャ現象が発生している2020年は、寒さが身に染みそう。おしゃれを妥協しないスカート派の方には、ショートダウンがおすすめ。暖かさとスタイルアップを両立し、膨張やラフさを感じさせないルックスで洗練された大人の印象へと導きます。

ただの防寒着とは言わせない、スタイリッシュダウン
ダウンコートは極寒に耐えるための最終手段だから、オンオフ問わず着回しできる一着を用意したい。Aラインシルエットの美しさに加え、運動量を考慮した柔らかな風合いは、一度袖を通せば虜に。暖色系のきれいめカジュアルにも黒のアクセントを効かせて、コーディネートをキリっと引き締めて。